スパイスカレーが世界を救う

「世界中の人間が2週間くらい毎日スパイスカレーを食べ続ければ、コロナなんか無くなるのになぁ」と考えている今日この頃です。

免疫力を高める最強の料理が、スパイスカレーです。スパイスは、クミン、ターメリック、コリアンダー、ガラムマサラ…とそれぞれ体に対して様々なメリットがあり、スパイスカレーは薬膳料理と言っても過言ではありません。

使われる食材も、鶏肉でタンパク質、パプリカ、玉ねぎでビタミンも確保できます。市販のカレールーと違って、油をあまり使わないので、カロリーも抑えられますし、塩分も減量することが出来ます。

 2年前、初めてスパイスカレーを作って以来、ハマってしまい、今では週に2~3回くらい食べています。そのせいか、花粉症の薬を飲まなくなりました。  ※花粉症は免疫の誤作動によって起こる。

しょぼい風邪で、のどが痛くなるようなこともありませんでした。

 美味しくて、飽きない料理はたくさんありますが、そこに“健康によい”というのが加わると、一気に制限されます。そんないくつもの条件を満たした奇跡の料理がスパイスカレーなのです。

インドから取り寄せたスパイスボックス

スパイスカレーって敷居が高い?

そもそもスパイスって、どこで手に入るの?って思いますよね。近所の一般的なスーパーで簡単に手に入ります。数多のスパイスがありますが、そろえて欲しいスパイスは4種類。クミン、ターメリック、コリアンダー、ガラムマサラ。

辛いのが平気な方は、カイエンペッパー(唐辛子)も手に入れてください。スパイスと聞くと、辛いイメージがありますが、カイエンペッパーさえ入れなければ、全然辛くありません。子供でも食べることが出来ます。現に我が家のチビ共(7歳、4歳)も食べています。

通常のスーパーで買えるのは小瓶サイズで、2~3回分調理出来ます。私みたいに、週に2~3回と頻繁に作るようでしたら。業務用スーパーやAmazonのスパイス専門店などで多めの量のモノを購入すればよろしいかと思います。

メインとなる食材は鶏肉、玉ねぎ、トマト、パプリカ(ピーマン)と冷蔵庫にありそうなものばかり。ニンジンやじゃがいもは入れません。ニンニクとしょうがは、こだわらなければチューブのモノでも大丈夫です。

 要するに、市販のカレールーの代わりに、スパイスを入れるだけなので、 スパイスさえ手に入れてしまえば、格段に敷居は下がります。実は、スパイスカレーで一番の難所は、スパイスを手に入れることです。なぜなら、おそらく大抵の人は、クミンもターメリックも今までの人生で買ったことがないから。未知のモノですし、不味かったらor失敗したらどうしようと不安だからです。それにカレーにヨーグルトを入れるなんてありえないと思うかもしれません。

正に、自分がそのように考えていました。スパイスカレーを作りたいと思いつつ、3年経ってしまいました。「もっと早く作ればよかった!」と後悔もありますけど、「スパイスカレーに出会えてよかった!」という満足感もあります。まずは、4種類のスパイスを手に入れましょう。いずれも100円~150円程で購入できます。

スパイシーチキンカレーを作ってみよう

材料:3~4人前:トマト中サイズ3個orトマト缶1つ、玉ねぎ大サイズ1玉or中サイズ2玉、パプリカ1/2、鶏肉500g、ニンニク3粒、ショウガ1かけら、ヨーグルト大さじ3、オリーブオイル50cc

スパイス:クミンパウダー小さじ3、ターメリック小さじ2、コリアンダー小さじ3、ガラムマサラ小さじ1、カイエンペッパー小さじ1、塩小さじ3(仕込で小さじ1、調理で小さじ2)、クミンシード小さじ1

仕込み
鶏もも肉の皮とすじを切り取り、一口大にカットし、ボウルに入れ、小さじ1の塩をかけてまぶしてから、ヨーグルト大さじ3を入れて更に混ぜます。ヨーグルトに浸けて、15分以上冷蔵庫に保管(理想は12時間以上)にんにくはみじん切り、ショウガはすりおろし、玉ねぎとパプリカはくし型にカット。
炒める
1.中火のまま、オリーブオイルでニンニクとクミンシードを炒める。ニンニクの色が少し変わり始めたら、ショウガ・玉ねぎを入れて、玉ねぎの色が変わるまで炒めます。

2. 5分程炒めると、玉ねぎの色が変わりますので、そのタイミングでトマト缶を投入します。その後いよいよスパイスを投入。
仕上げ
クミン・小さじ3→ターメリック・小さじ2→コリアンダー・小さじ3→カイエンペッパー・小さじ1→塩・小さじ2※入れる順番を間違えると、味が変わります!

鶏肉・パプリカを入れて、火が通るまで中火で煮込む(7~8分)。仕上げにガラムマサラ・小さじ1を入れて完成!仕込みさえしておけば、15分くらいで完成します
完成
ご飯に盛り付けて完成です!辛いのが好きな方はカイエンペッパーを存分に振りかけて下さい。

愛情という、もう一つ大事なスパイスもお忘れなく…。

補足

・味がボンヤリするようでしたら、塩で調整しましょう。小さじ0.5ずつ入れてみて下さい。スパイスで味付けを調整すると、失敗します。スパイス自体に香りはあっても味はありません。味の決め手となる塩は、出来るだけ美味しい塩を使いましょう。

・クミンはクミンホールとクミンパウダーの2種類あります。玉ねぎとクミンホールを一緒に炒めることで、香りがUPします。クミンパウダーを炒めると焦げてしまいますので、パウダー系のスパイスを炒めないでください。

・冷凍保存も可能です。ジップロックなどに1人前ずつに小分けして冷凍庫に入れれば、2週間くらい保存可能です。

・白米の代わりに、16穀米なども違和感なく頂けます。

・水を使わない無水カレーですが、もったりしている時は50ccほどの水を足すと、滑らかになります。